矢中の杜で「あやかしやしき」展開催中!

あと9月21日(土)と28日(土)の二回開催です。お見逃しなく!

/「邸宅に潜む不思議なモノたち」というサブタイトルがいかにも、ですが。

屋敷や、屋敷にまつわる妖怪、現象をテーマに筑波大学の学生が企画し、東京藝術大学の学生たちが作品を持ち寄った「あやかしやしき」。様々な表現で姿を現わしたあやかしたちをお楽しみください。

なんだそう。

/作者と製作意図をご紹介。ぜひ会場でご確認ください。

あやかしやしき ・・・作家と作品・・・  2024.9.14、21、28 於:矢中の杜

作家:ますだかえで
絵画作品(猫の絵)『いつもいつでもいつまでも』
「人と暮らすことができる動物たちのほとんどは人よりも寿命が短い。
暮らしの中で生まれた愛や信頼、その動物の魂は空へ行っても人や家と共にある。
今回は私の愛ハムスターの命も照らし合わせて制作した、動物たちへの作品である。」
立体作品『胡瓜の精霊』
「星型の可愛らしい瞳や、胡瓜から生まれたような鮮やかな色を使い、従来の河童の姿とは一味違ったポップで守りたくなるような河童の作品である。」


作家:川村愛

『忘れものを取りに』
「大学を卒業して社会人になった青年が、今もなお大学に留まり続ける旧友の元に挨拶に行く短編映画。(8分)
映像という、亡霊を表現することに適したメディアを用いて、もう会うことのできない他者や、人々が行き交う場所の戦地としての記憶に目を向ける。」

作家:さかおみずほ

立体作品『付喪神』(全7体)
「今は昔、屋敷で使われていたであろう古道具たち… 様々な想いを持ちはじめ、「あやかし」となり蠢き出す。
櫛に絡まる女性の想い…
目薬瓶に集まる疲れ目、充血目…
鍵は鍵穴のおうちがわからなくなっちゃって…
小箱は大事なものを守る為に牙を剥く…
小皿たちは今日の出番を待ち侘びて…
割れた小皿は傷を隠して恥ずかしそうに… 

良ければ古道具たちの声に耳を傾けてみてください。」

作家:池田栞

立体作品(小鬼の群れのもの)『やなりねり』

「屋敷を揺らす妖怪である家鳴たち。矢中邸でも釘を運んで何やら悪戯を考えているようだ。」

立00体作品(猿の形のもの)『足音を見る』

「屋敷の中に響く音は妖怪だけの仕業ではない。我々がその足音を見つけたとき、彼らもまた自分とは違う足音を見つめている。人と”それ以外”による、屋敷内での交わりを表した作品である。」

作家:堀田結希

絵画作品(横顔の三つ目の女の絵)『あなたと同じ』

「人が肌荒れを気にするように、妖怪もまた肌荒れをする。いがいと両者には共通点があるという、親しみを感じさせてくれる作品である。」

立体作品『怪異さんの生活』

「怪異が生活する家の中。ピンク基調の可愛らしい内装とは別に、よく見てみると、何やらまじないの跡が床にある。」